介護法改正 ケアプラン有料化なるか?

厚生労働省において、29日、介護保険部会が開かれ、ケアプラン作成の有料化を中心にサービスの見直しが議論されました。部会での議論を踏まえ、2020年に提出を目指す介護保険法改正案に盛り込むかどうか判断されます。


これまでも、たびたび議論になってきたケアプランの有料化ですが、ケアマネジメントの質が向上するという意見がある一方で、利用者の更なる負担増はサービス利用の抑制につながりかねず、セルフケアプランの増加により、ケアマネジメントの質も低下する懸念もあります。


財務省は有料化を求めていますが、部会では委員の判断が分かれていて、やはり慎重な意見が根強いようです。確かに、財源が無ければ、制度は成り立たないわけですから、財源の問題は重要です。しかし、制度が本来あるべき姿で利用されなければ本末転倒になります。議論を尽くしていただいて、何とか、双方が納得できるような制度にしていただきたいものです。来年の法改正に注目です。

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