働き方改革「生産性向上マネジメント(管理職編)」⑥
'2019.10.14
今回は、管理職向けの「生産性向上マネジメント」⑥として、「打ち合わせはダラダラせず、終了時間とゴールを明確に!終了後に次の指示を明確に。」についてお話ししたいと思います。
◎打ち合わせはダラダラせず、終了時間とゴールを明確に!
◎終了後に次の指示を明確に。
会議や打ち合わせって何のために行うのでしょうか。
○みんなの考えや意見を集約して意思決定する
○みんなで良くなる方法を考えて問題解決する
○これからのチームの計画やすることを決定する
このように、ひとりではなし得ない組織やチームの意思を決定する、とても重要な集まりです。しかし、個々は時間のない中、出席していますので時間は限られています。そのため、時間を効率的で有益に使わなければなりません。では、どのように会議を進めていけばよいのでしょうか。
効率的で有益に進めるための「5つのポイント」
①事前準備
資料の配布は2~3日前に。共有フォルダで情報を周知し、事前に意見整理を。
②目的の理解、共有
会議のテーマや何を決めるかなどのゴール地点を明確にし共有する。
③出席者の選定
班員や上司と固定せず、テーマ・目的に照らして、必要かつ適切な人選を行う。
④タイムスケジュール
テーマ・内容・ゴールの時間配分を周知し、時間厳守。メリハリよく午前中が最適。
⑤役割(進行役・書記・プレゼン等)を決める
会議の管理(時間管理、意見の引き出し、脱線修復、相違の仲裁やまとめ等)
決定事項を議事録として即周知。共有の手間が省け、その後の指示も明確に。
極論で言えば、内容によっては、そもそも会議を開く必要があるのかどうか、メールなどで代替できないかも検討するべきです。コミュニケーションの場なら問題ありませんが、そうでないなら、何でもかんでも集まる必要はありません。
以上のポイントを参考に進めてみられてはいかがでしょうか。
ちょっとしたコツ集
・相談案件が詰まっていて、行列ができていることを知っていますか?
・打ち合わせの際、課長(同席する最も職責の重い者)が、説明者の話をしっかり聞く。その上で、所感を述べ、方向性を伝える。最初から枝葉の話になることを避けることができ、決定すべき事項を漏らす可能性が低くなる。
いかがでしたか?次回は「身近な生産性向上策(一般社員編)」⑦「仕事をシェアする。共有の環境で仕事をする」についてご紹介したいと思います。お楽しみに。
組織のコミュニケーションツール→コンケア