働き方改革「身近な生産性向上策(一般社員編)」⑦

今回は、一般社員向けの「身近な生産性向上策」⑦として、「仕事をシェアする。共有の環境で仕事をする。」についてお話ししたいと思います。


共有環境で仕事をシェアする

その作業で一番求められていることは何ですか?早さ?正確さ?不要な詰めを行っていませんか?ひとりで行っていると、ついつい拘りがちに。これでは仕事の効率も上がりません。

仕事を効率よく行うには、周りの状況も把握していなければなりません。周囲の状況をよく見てみると、同じような仕事をしていたり、人によって得手不得手があることがよく分かります。


そこで、共有環境に、仕事ごとに区分したスペースを配置し、メンバーがその中で作業を各々できるようにすることで、メンバーの進捗度やクオリティ、周りが気付いていないこと、自分ひとりでは気付き得なかったことなども分かるようになります。


そして、同じような仕事をしていたメンバーに、それぞれの得手不得手に応じて仕事を振り分け、まとめることによって、効率が上がる上に、常に周りの動きが見えているので作業も捗ります。


その前に、コミュニケーションもお忘れなく。何事にも、誰に対しても、いつも誠実に対応していれば、困ったときに必ず助けてもらえます。


ちょっとしたコツ集

・やらなければならない仕事は、放置していても状況は改善しない。たたき台があれば周りがコメントしやすく、案件が動き出しやすいので、まずは取りかかってみる。

・回答に判断を要さないもの(日程調整、出席依頼、既存資料送付等)は、メールを読んで即座に返信する。基本的に同じメールは一度しか見ない!


いかがでしたか?

これまで7つの一般社員向けの生産性向上策を紹介してまいりましたが、このうち一つでも参考になるものがありましたら幸いです。さて、身近な生産性向上策(一般社員編)は今回で最後ですが、次からは、生産性向上の行動を起こした「きっかけ」や「感想」などについてご紹介していきたいと思います。


次回は「生産性向上マネジメント(管理職編)」⑦「上司から能動的に話しかける。相談しやすい環境(機会、雰囲気、態度)をつくる。」についてご紹介したいと思います。お楽しみに。


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